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正宗汁なし担々麺・大辛・大盛@成都正宗担々麺つじ田東陽町店・江東区東陽町

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写真: 正宗汁なし担々麺・大辛・大盛@成都正宗担々麺つじ田東陽町店・江東区東陽町

写真: ドーン骨ラーメン@ZeCT by Lm・千代田区小川町 写真: 九条ねぎと総州古白鶏の塩白湯@塩生姜らー麺専門店MANNISH亀戸店・江東区亀戸

成都正宗担々麺つじ田東陽町店
  江東区東陽4-6-20 醍醐ビル2階

 新規オープン当日、開店時間の11時に間に合うように出かけた。お店は、今月6日に先行してオープンした系列店のつじ田東陽町店の2階にある。10時45分にお店の前に着いたら、2階に上る階段に7人ほどが段々になって待っていた。つじ田の都内3店舗目の担々麺専門店のオープンなので、いくら平日の都心から離れた東陽町といえども10数名は並んでいるだろうと予想していたのが見事に外れた。待っているお客の雰囲気からすると、ご近所にお住まいかお勤めの皆々様が多いようで、年配の爺様、婆様の姿も混ざっていたが大丈夫かと心配になってしまう。階段を上り切ったお店に入るドアの手前右手に、写真入りでボタンの大きな券売機が置いてある。担々麺には、胡麻の芳香な香りに旨味とコクが特徴の正宗式と、麻辣のストレートな辛味とキレが味わえる成都式の2種類があり、それぞれに汁ありと汁なしが用意されている。また、辛さも、いずれのメニューでも小辛、中辛、大辛の3レベルが設定されていて、注文時にちゃんと確認してくれる。成都式の汁なしは1月に小川町店で食べたので、今回は正宗の汁なしを発券し、大辛&大盛でお願いした。なお、大盛(たぶん120円)は近隣に配られたクーポン券を利用したので、支払ったのは900円だけだ。
 入店は1巡目だったものの、1ロット3杯までかつオープン初日とあって、配膳までには10分以上を要した。とは言え、急ぎの用もなく、空調が効いてBGMが流れる快適な空間で店員さんたちの動きを見ていると時間なんて気にならない。麺はストレートの太麺。ほどよい歯応えがあってモチモチしていて、まるであつ盛りのつけ麺を食べているかのような食感だ。つけ麺用そのもの、あるいはつけ麺用に少し手を加えた特製麺ではないだろうか。厨房に麺箱があるのに気付いたものの、短辺しか見えなかったので製麺所は分からなかったが、確認できた電話番号を帰宅後調べると三河屋製麺だった。汁なしではあるが、タレと呼ぶには多めのソースがオーバル皿一面に敷かれていて、その色が鮮やかなオレンジ色なので、麺のストレートな形状とその太さが相まって、どうにもトマト味のパスタに見えてしまう。しかし、皿から立ち上るのは花椒の刺激的な香り、ゴマの芳香、そして少し酸っぱい匂いで、どう嗅いでも担々麺だ。辛さに関しては、同じ大辛でも成都とは違って芝麻醤orすりゴマorゴマペーストが緩衝材的な役割を果たしているので攻撃的なシビカラ加減ではなかったが、それでも辛いのは辛い。そのため、途中からはタオルハンカチを握りしめながら食べた。カシューナッツだと思うが砕いたナッツの香ばしさ、肉味噌の旨味とスパイス感、舌に絡み付くような濃厚なゴマの風味、黒酢の優しい酸味、ソースに混ざっている色紙切りネギの食感とさわやかさ、そしてソースをオレンジ色に染めている辣油の辛さとたっぷり振掛けられた花椒の痺れ感、これらを混然一体として麺とともに味わうのがこの一皿の醍醐味だ。
 大盛にしたので量的にはちょうどよかったが、正直、終盤に飽きが来た。それを考えると、大盛ではなく100円の替え飯が良さそうな気もする。店員さんの説明によれば、替え飯等の追加メニューは、あらかじめ食券を購入していなくても欲しいと思ったら店員さんに声掛けすれば現金で頼めるそうだ。訪店時は前述のとおり7名ほどの並びが、11時半過ぎの退店時には10数名に増えていたのは驚きだった。次に気が向いた時は、成都と正宗のどちらも未食な汁ありにしよう。

・お気に入り度:〇

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