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背脂煮干蕎麦@つきひ・江東区亀戸

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写真: 背脂煮干蕎麦@つきひ・江東区亀戸

写真: 鴨出汁つけ蕎麦(塩)・手もみ麺@麺屋yoshiki・葛飾区新小岩 写真: 白濱坦々麺@かれん・足立区北千住

亀戸煮干中華蕎麦 つきひ
  江東区亀戸5-13-2 スクエア三報ビル1階亀戸横丁内

 何気なくTwitterを眺めていたら「明日は、なんとルリカケスのイソさんから、もち姫の麺を分けて頂けたので、背脂煮干蕎麦をやります。モチモチ麺美味しいです!」というつぶやきを見つけた。水曜日に麺屋ルリカケス@江東区木場で食べた帆立つけ蕎麦に使われていたもち姫配合の加水率53%という超多加水で打った自家製麺平打ち手もみ麺のことだろう。あの粘り気を少し感じるくらいモチモチした麺をラーメンで食べると、つけ麺とはどう違う食感なのか非常に興味が湧く。というわけで土曜日にお店を訪れた。週末、しかもいつもよりも遅い12時過ぎの到着なのでさぞかし混んでいることだろうと思ったが、着いたらびっくり。行列はないどころか空席まである。こんなことは5年前のオープン後しばらくの間以来だ。まずは券売機でお目当ての限定メニューの食券を950円で購入しカウンター席に座る。
 5分ほどとあっという間に提供された丼は、淡めの色の醤油色スープに細かい背脂がたっぷりと浮き、3種類のチャーシューとばら海苔、それに小ネギの木口切りとみじん切りのタマネギが載っていてシンプルだが食欲をそそる見た目だ。麺は予想通りの平打ち麺でモチモチだが、つけ麺と違って水で締められていないので噛んでいると溶けるように食感がなくなっていく。冷たいつけ麺を想定して打ってある厚みのない麺をラーメンに使うとこうなるのかと面白かった。スープは煮干がしっかりと効いた醤油味だが、背脂の効果か煮干特有の苦みは穏やかで比較的食べやすい。背脂によるこってり感は当然なく、前述の煮干のクセを抑えるのに加えてスープに甘味とコクを加える役割を果たしている。また、ばら海苔特有の風味がスープの味わいをより深く、豊かにしていてこれは美味しい。チャーシューは前述のように豚肩ロースのレアチャー、ストレートタイプの豚バラチャー、そして鶏ムネの3種類。それぞれ特有の食感、味わいが楽しめ言うことなし。
 いつものやや低加水のストレート麺と比べると、優しいというか食べやすい一杯という印象を持った。麺が変わると食べ手の受け取り方がこうも違うものなんだと実感したひと時だった。

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