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Swallow Dive@陽はまたのぼる・足立区綾瀬

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写真: Swallow Dive@陽はまたのぼる・足立区綾瀬

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陽はまたのぼる
  足立区綾瀬2-1-4

 KADOKAWAが出版する「ラーメンWalker東京2021」の読者だけが食べられるプレミアム限定麺を、東京の人気店が月替わりで提供するという企画の1月の担当店がこちら。正月三が日を除く日曜日のみ1日20杯限りのメニューで、店主さんが一度は作りたかったという燕三条系をインスパイアしたラーメンだ。それを求めてお店に向かった。開店10分前の11時20分着で店頭には既に15人が並んでいたものの、仮に全員が限定狙いだとしても20人以内なのでセーフ。ゆえに、余裕を持って順番を待つことができた。
 配膳された丼は、大粒の背脂がたっぷり浮く醤油清湯スープと太麺の組合せで、薬味は刻んだタマネギ、トッピングとして岩のりが添えられていて見た目は確かに新潟・燕三条流背脂ラーメン。スープの中から麺を引っ張り出すと、形状はほぼストレートの太麺で、口に運ぶと硬めに茹でられているので歯応えがあって、それがモグモグと数口続く。本場燕市の杭州飯店の麺は、自家製麺の手切りらしく幅が3mmから1cmほどと麺帯が揃っていない平打ちでモチモチ感が強い麺だが、雰囲気は似ているように思う。開店前、店頭で並んでいる時見かけた麺箱には村上朝日製麺と書かれていた。一方、スープの方は、煮干しは存在をはっきりと主張しているが、豚の背ガラや鶏ガラ、豚肉などのしっかりとした動物系出汁、醤油のキリッとした風味とのバランスもよく、ちょっとしょっぱいかなと思うもののゴクゴクと飲みたくなる。前述のように背脂がたっぷりと浮いているが、しつこさとかは全く感じず、スープにただ甘味を与えているだけに思える。薬味の微塵切りタマネギは、その清涼感によりスープの味わいに変化を、またシャキッとした食感は麺との対比でアクセントになっている。加えて、岩のりはその磯の香りがスープに味変的効果をもたらしている。これら以外にはチャーシューのみだが、肩ローススライスとバラ肉ロールの2種類。肩ロースは少し歯応えがあるものの肉の旨味は濃く、思わず笑みがこぼれる味わい。一方、バラ肉の方は厚さが2cmぐらいあるほぼ煮豚状で、お箸で容易に解せるほど軟らかく、ちょっと醤油の風味を強く感じるが食べ応えは十分。
 惜しむべきは麺量が多くても150gくらいと、燕三条流背脂ラーメンにしては少なめなこと。やはり200gくらいは欲しい。このため、完食、完飲してもお腹の満たされ具合は今一歩だった。

・お気に入り度:○

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